2015年09月
2015年09月23日
重量鉄骨造3階建て専用住宅 T邸(熱海市)
熱海市にて施工中のT邸も無事建て方が終わりました。
ブログは、工事に間に合っていませんが、前回の続きで鉄筋・型枠工事からご紹介します。
前回、ベースパックの取り付けまでご紹介しました。その続き、鉄筋、型枠工事です。
今回は、地盤の状況などから、少しいつもと基礎の仕様が違います。
専門的にいうと、通常は独立基礎+地中梁という構造で施工していますが、
今回は、布基礎という構造です。簡単にいうと、基礎が少し浅くなっていて、地中梁の底面が広くなっています。
基礎の埋め込みが浅いと言っても、70cm以上地中に埋め込まれているので、木造や軽量鉄骨造の基礎より
かなり大きな基礎と言えます。
型枠工事後、コンクリートを打設しました。
前からご紹介していますが、かなり狭い敷地の上、商店街の中なので大変な状況で施工しています。
ご近所の方々にも多大なご迷惑をおかけしてしまいますが、皆さん協力的でいい方々です。
コンクリート打設後、布基礎出来高です。と埋戻しの様子です。
現場にて、基礎工事が進行中に自社工場では、鉄骨の加工が進んでいます。
上記写真は、柱と梁の接合部分(コア部分、通称タイコなんて言います。)
このタイコにブラケット(梁の端部)を溶接し、この部分が現場でハイテンションボルトとスプライスという鋼板により、剛接合されます。これだけ丈夫に溶接されていれば、柱と梁が破断することは考えられないです。
その後柱を組み立て、溶接をし検査をします。
検査は、超音波探傷検査を行い、左側が社内検査、右側が、第三者の会社による超音波検査です。
検査を終え、錆止め塗装後現場に運び、建て方が始まります。
柱を建て、大梁をつないでいきます。上記で紹介したブラケットと梁をハイテンションボルトとスプライスで
剛接合して、ラーメン構造が完成していきます。
この現場は、敷地が狭いため、建て方も通常と違う方法で行っています。
まず、外部足場を先に建て、その後、鉄骨材料を搬入し、建て方開始。
建て方も、外回りコの字状に柱を建て、梁をつなぎ、重機を外に出してから、中の柱を建て、梁をつなぐという
方法です。なかなか大変な建て方でした。
2015年09月22日
重量鉄骨造 H邸倉庫併用住宅 鉄骨建て方
またまた、更新が遅れてしまいました。すいません。少しずつ現場の状況に追いつきたいと思います。
まず、沼津市 H邸の鉄骨工事から。
工場製作の様子です。
柱 ☐-250x250x12 大梁 H-400x200x8x12
木造や軽量鉄骨造と比べると、2~4倍以上の大きさになると思います。この柱1本ごと 39mmの太さのアンカーボルト 4本で固定するのだから丈夫なはずです。茨城県などで、川の氾濫で家が流される中、流されなかった住宅メーカーの家が賞賛されていましたが、木造と同じあの基礎で流されないならば、重量鉄骨造ならば、もちろん流されていないと思います。(自社ブログ検索にへーベルハウス、ベースパックと検索している方がいましたが、へーベルハウスでベースパックは使用していません。軽量鉄骨造ですから、基礎の構造が違います。あの建物が流されなかったのは、築年数が浅いことと、地盤改良工事をしていたのではないかと思います。
憶測ですが・・・)
さて、現場にて、鉄骨の建て方です。
まず、柱を建てていきます。その後、大梁をつないでいきます。
梁をすべて取り付け、建て方は終わり、はしらの建てお越し、ハイテンションボルトの締め付けになります。
柱が垂直に立っているか確認し、傾いている場合はワイヤーで
ひっぱりながら調整し、固定します。
ボルトの締め付けです。
まず、一次締め専用の機械で締め付け、その後マーキングします。
マーキングは、ボルトが供回りしていないかを確認するためです。
供回りしていなければ、本締めをして完了です。
ボルトの締め付けが終わり、剛接合部分をペンキで塗装し、デッキを敷きます。
デッキ式が終わり、デッキを焼き抜き栓溶接し、鉄骨本体工事が終わります。
鉄骨工事は、工場加工、溶接、錆止め塗装 現場にて建て方、デッキ工事、外壁下地軽量鉄骨(胴縁)
屋根下地鉄骨と多岐にわたり、他の業種との関わりも、基礎工事から外壁、サッシ、屋根と
一番多くかかわる業種です。木造でいえば大工さんの仕事です。この一番大事な工程を
自社で工事をしているので、経験も、知識も他社に負けません。もちろん、安心です。
今回の洪水などで、頑丈な建物をお考えの方、ぜひコーア建設(株)までご連絡ください。
現在、沼津市H邸 熱海市T邸 函南町O邸と3件、重量鉄骨造を建築中です。
H邸は2階建て倉庫併用住宅、T邸は3階建て専用住宅、O邸は2階建て専用住宅と
重量鉄骨造でも、用途、構造、種類が違います。見比べてみるもの面白いかもしれません。
また、各工程ごと、興味があればお見せすることができると思います。
ただ、順次工事は進んでいくため、早めにご連絡をいただければ幸いです。
構造見学・現場見学ご希望の方は、下記までご連絡ください。
また、建物に関する質問等も随時受け付けております。とくに、重量鉄骨造に関しては
他社ではお答えできないことも、コーア建設にお任せください。知識も経験も負けません。
連絡先 コーア建設株式会社
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